BDC&YDCカラーシステム

2024年04月12日

      ブルーベース/イエローベース

自然の景色を目にしたとき、とても心地良いやすらぎに満たされます。

風や小川のせせらぎなど、自然界のものはすべて不規則な動きをしています。
この心地良い不規則さ、一定しないリズム現象を「ゆらぎ」といいます。

このゆらぎにも一定の法則があり、(1秒間に周波数fに反比例している)1/fゆらぎ状態が、人に心地良く感じられます。

そして、色彩の調和において自然の造形物の配色が快適さの根拠となります。

この自然の色彩調和の原理を基にしたBDC&YDCカラーシステム(1/fゆらぎカラーシステム)では、全ての色をブルーベースカラーとイエローベースカラーに分けて考えます。

正確には専用のカラーディクショナリーを用いますが、色を頭の中で分析するにはそれぞれのベースを代表する色の名前を理解しておくととてもわかりやすいです。

赤ではブルーベースカラーだと「ワインレッド」ですし、イエローベースカラーでは「トマトレッド」です。白は真っ白だとブルーベースカラー、オフホワイトではイエローベースカラーです。

そしてブルーベースカラーでリビングルームをコーディネートするとシャープでモダンなイメージになりますし、イエローベースカラーでコーディネートすると、ソフトで温かな雰囲気になります。

一般的にはリビングルームにはイエローベースカラーを、書斎や子供室などにはブルーベースカラーが適します。そして照明も大切な要素です。ブルーベースカラーの部屋には蛍光灯(ブルー味が強い)、イエローベースの部屋には白熱灯(イエロー味が強い)が最適です。

異なるベースカラーのお部屋では、黒、白、灰色の緩和色を取り入れます。

BDC&YDCカラーシステムをインテリアの色彩計画に応用することで、自然の景色と同様のコーディネートが可能になります。 


[専用のカラーディクショナリーを使います。]