快適な生活の収納計画
2024年05月15日
収納への関心度は、年々高まっております。
新築、リフォームのご相談においても、収納を重視して片付いた空間をご希望されるかたが多いです。
収納というと、いかにデットスペースを活用するか、住宅諸事情により狭い場所に、より多くの収納場所を確保するということがテーマであるように考えられる傾向があります。
お客様と接して感じることは、収納場所が少なくて物が片付けられないというより、収納場所と片付けるための生活行為に向かわない仕組みになっているような気がします。要は物を片付けて(収納して)次に出すのが面倒な流れになっていると言えます。
快適な生活のための収納計画は、まずは、住まうかたの生活行為を読み解くことから始まります。
仕組みと仕掛けを取り入れた収納を考慮し、住まいのプランニングに組み入れていきます。
大容量の収納場所があったり、物の所定場所を決めても、面倒で片付けられないということがあります。
また収納計画の本質から考えますと、物をしまいこむことではなく、生活行為に沿って出し入れが自然に無理なく出来るかどうかが重要です。動線上にちょっとした収納があると便利です。
日常で使うものは、使用する場所に収納するのが原則ですね。
収納する物をストックする収納と、日常で使う収納に分けて考えることも大切です。